旧暦とはそもそも何なのでしょう?現在使用されている暦との違いは何なのでしょう?
これを探るためには、遥か昔からの人間の生活や文明の発展を知る必要があるでしょう。
現代は時計やカレンダー、また天気予報などにより、時の流れや天候の変化が誰でも簡単に、また明確に知れるようになっています。
今を生きる私達にとっては、ごくごく当たり前のことで特別なことにはに感じてはいませんよね。
しかし、そのようなものが作られる前の地球人は何を目安に、一年あるいは一日の時の流れ目安に過ごしていたのでしょう。
考えられる方法は、やはり自然界で日々起きる変化を参考に読み取っていたと思われるわけです。
その中でも、特に参考にしていたのが”月の満ち欠け”であった事が分かっています。
新月から始まり満月になるまでに費やす長さを、ひと月と定めたのです。
これは、古代の中国から伝えられた時の数え方に習ったものだとされています。これがいわゆる旧暦と呼ばれる時の数え方です。
しかし、月の満ち欠けの運動はひと月で換算すると、季節により微妙に時間のづれが生じてしまい、一年間という長い時のサイクルにも影響が出てきてしまいます。
これでは、適した時期に種まきや漁ができなくなってしまいます。数字で表すと3年間で約ひと月分の時のづれが生じます。
そこで古代の人々は、3年に一度、一年を13ヶ月にし季節の始まりが同じになるように帳尻を合わせて生活に都合をつけてきました。
まあ、少し強引ではありますが、それでも月の運動を良く理解した結果の方法といえます。
さらに、文明が進むとプラスして太陽の動きも取り入れ、より正確な暦を作っていったのです。
この月と太陽流法の運動を参考にして作られた暦は、太陰太陽暦と呼ばれています。
当然、現代の文明に比べて測量の道具は情報は少なかったでしょう。しかしそんな中でも、後世何千年と続く暦の基礎を完成させていたわけですから、いかに高度な技術があり、確かな方法を使ったのか想像するだけで敬意の心が芽生えてきますね。
では、旧暦の基準となる”日にち”はどのように設定されていたかを見てみましょう。
まずは、モノの期限、始まりを設定しなくてはなりません。分かりやすく言うと生まれる瞬間を”1”と数えます。
つまり、月の運動で表すと、月が生まれる瞬間→新月のタイミングを、朔といいますが、このときを「朔月」(ツイタチ)と定めました。
月の運動は前記述のとおり、約一ヶ月で一周します。ということは、15日目で満月になるわけです。
現代の暦では15夜のお月様といっても、15日ではありませんよね。これは旧暦での節句になるわけです。
しかし、厳密に言うと月の周期は29.53日で営まれています。それを29日の月と30日の月を作り調整したのであります。
大まかな説明になりましたが、旧暦の成り立ちについて理解していただいたのではないでしょうか。
現代に比べ極端に情報が少ないなか、自然と誠実に向き合い感じながら生きてきた人々の知恵が作り出した、時の流れの図り方だといえると思います。
言い方を少し変えれば、現代の人間の生きるリズムに比べると、より自然と人間が調和した時のリズムであると言えるかも知れませんね。
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