多様性は世界クラス!西表島の貴重生物まとめてみよう!!

沖縄本島から南西約400キロに位置する西表島は、島の回りをミネラル豊富な温暖な海に囲まれ、奥深い大自然で覆われる地形は多くの生物の繁殖活動にとって最適な環境を作り出しています。

またこの特別な環境が世界的に見ても貴重な存在の生き物たちの命を育む結果となっているのは事実である。

イリオモテヤマネコは誰もが一度は耳にしたことが有るほどの有名な特別天然記念物ではあるが、そのほかにも本当に多種に亘る生物が確認されていると同時に、未だに名前の無い未記載種も多くいる。

人間たちが生活を営む海岸線に関しては、土地開発が行われ生き物たちが生きていくためには不適合な環境になってしまっているが、島全体のほんの一部にしか過ぎません。

その他多くは未開発の森林が広がり、そういった古代からの環境が生物の多様性を結果的に作り、現代まで育んできているのであろう。

では、全てとまではいかないが西表島に存在している多様性に優れた貴重な生き物たちをご紹介していきましょう。

・イリオモテヤマネコ
 国の特別天然記念物。レッドリストの絶滅危惧IB類。西表島にのみに生息。役100頭が確生存。
・カンムリワシ
 国の特別天然記念物。日本では石垣島・西表島・与那国島の3島のみに生息。
・ヤエヤマセマルハコガメ
 国の天然記念物
・キシノウエトカゲ
 県の天然記念物に指定。
・リュウキュウイノシシ
 西表島に生息する類は、純血種のみ確認
・サキシマキノボリトカゲ
 記念物指定は無いが絶滅のリスクが高い生物。
・リュウキュウキンバト
 国の特別天然記念物。県の絶滅危惧種に指定。
・ヨナグニサン
 県の天然記念物に指定。
・オカヤドカリ
 国指定の天然記念物種6種のうち、5種が西表島に生息。

以上が国の指定を受けたりしているものであり、そのほかにもまだまだとても同じように記念物クラスの生き物たちが生息しています。

名前を持たないものや、生物学上未知の生物も存在しているのではないかとささやかれている。

これは冒頭説明したとおり、島の大自然が生み出す賜物であり、歴史的な理由から人類による人類のための開発が運よく行われてこなかったことによる、産物であることは間違いありません。

海に囲まれ、多種を寄せつけなかった環境が固有の種の繁栄を色濃くしてきたのでしょう。

生き物たちにとっても限られた環境であり、決まりごとのように守られてきた食物連鎖の関係が長きに渡り育まれているのです。

この先、地球規模の大きな気候の変化も考えられ、生態系に悪影響を及ぼす可能性もあります。しかしその要因が我々人間にあってはなりません。

人間も云えば自然界の一員であり、決して自分たちだけの都合だけで環境を壊すことは許されないのです。

ともに地球という限られた資源を使い生きている生き物として、お互いの存在価値が継続できる環境を保全していかなくてはなりませんね。

人間のエゴだけでこの西表島のような貴重なフィールドが縮小されない様に願います。